統失大学院生のしょーんな日常

どこかの大学院の博士課程に長々と在籍している統合失調症の患者が毎日どのように暮らしているのかご報告します。リハビリのためにできるだけ毎日書くことを目指します。

普通はつらいよ

こんばんは。

 

16時半からZoomする約束が、ちっとも連絡が取れないので、流れたのかなーと思ってブログを書き始めました。30分は待つタイプです。

外での待ち合わせも、いつも文庫本を持っているので遅れていらしても平気ですよ。雨が降ってるときついけど。

 

風邪で、どこがどうというのではないけど縦になっているのがつらくて、横になっていました。

まだ羽毛布団で寝ているのですが、昼間は暑くてだいすきタオルケットを引っ張り出しました。去年の洗濯の匂いがしてハッピーです。

ヘイデイをしたり、本を読んだり、ルーンファクトリー4をやったりしていました。5が出るまでにクリアできる見通しはありません。がんばろうと思ってたのに。

 

昨日図書館に行ったら、斎藤一人さんコーナーかってくらい斉藤さんの本が並んでいたので、気になったタイトルのものを借りてきました。

 

 

普通はつらいよってどういうことだろうって思いまして。

すごくざっくりですが、「うちの親には腹が立つ」とか、「あんたいつ結婚するの」とか、「普通」のことを言っていたらつらいよ〜ってことでした。

 

それは本のごく一部分で、他にもいろんなことが詰め込まれていました。

印象に残ったことを三つ紹介します。

 

・できないことは、いらないこと

自分にとって必要なことはできるもの。何かかできないとくよくよしないで、これはいらないんだなと思うといい。

 

・いいことが起こる前触れは、嫌な気分

心はころころ変わるものだから、嫌な気分の次はいい気分になると決まっている。

これは病気で苦しい時に思い出したいなと思いました。

 

・人の役に立たない夢は、ただの野心

夢は自分以外の誰かの役に立つものでないといけない。他人が視野にないのは自分の勝手な目標。

私の「夢」って、他人が視野になかったなと反省しました。単なる自己研鑽って言うか。もっと人を喜ばせることを考えれば明るい夢になるかもと思いました。

 

以上が特に参考になるな〜と思った点です。

 

あと、よくある話ですが、心の映写機のフィルム(考え方のフィルター)を替えよう、というところに、ぐさっとくる一節がありました。

この世の中、一年間だって、春があり、夏があり、秋があり、冬があり、四季すら4回も変わる。ずっと何年間も不幸だというのは、絶対不幸なフィルムを入れているからです。これを替えない限り、幸福は絶対にやってきません。 (108)

 

 ずっと停滞しているのは、災難だなあ、仕方ないなあと思っていました。でも私の考え方がいけないのかも?

もちろん今そこそこ元気だから思えることです。

もっと具合が悪かった時は、悲観的なことしか考えられなくて、こういうことを読むと、「やっぱり、悪いことしか考えられないから私は不幸なんだ」と思って、ますます落ち込んでいました。

うつ病とか精神疾患で落ちている人にはかけたくない言葉です。

でも元気になってきた今は、たしかにずっと不幸なのは変なことかも、という気づきをくれました。

そんなに自分がめちゃくちゃ悲観的とは思いませんが、足りないものを数えがちかもしれません。あとちょっと皮肉屋で、明るい性格ではないな。

直せるところは直していきたいです。どうしても無理なところは、もう個性だし。

 

最初に読んだ本もそうなのですが、斉藤さんの語り口は自己啓発本にありがちな、こうすべき!こうしないと失敗する!みたいな脅しっぽい感じとか、押し付けがましい感じとかがなくて読みやすいな〜と思います。

もちろん受け入れられないところもありますが、それでもいいみたいです。

怪しいなって思う人も多いと思いますが、もし読みたくなったらおすすめです。