統失大学院生のしょーんな日常

どこかの大学院の博士課程に長々と在籍している統合失調症の患者が毎日どのように暮らしているのかご報告します。リハビリのためにできるだけ毎日書くことを目指します。

たくさん「休んで」たくさんのことをする

こんばんは。

 

東京の主治医が電話をくれました。

いい先生だけど、まじで一方的に話して人の話聞かねえな〜。

きっと自分でいろんなことに対処できるようになるように、たくさんのことを教えるのが私を助けることだと思ってくれているんだな。

本当何も聞かねえな〜とは思うけど、今はちょうどいろんな知恵を吸収したいので、この先生が合うのかも、と思います。

 

最近やりたいことをする気力がなくて暇だ、ということを話したら、いつもやる気があるわけじゃないから、できない時は休むこと、と言われました。

休むのには、何もしないことの他に、楽にできる活動をすることも含まれるそうです。何が休みになるかは人によって時によって違って、散歩が休みになったり、シャワーを浴びることだったり、ネットサーフィンだったり、動画を見ることだったり、いろいろなのだそうです。

本が読めないのに本を読みたい、とがんばることはとっても無駄で、それよりは楽にスマホを見ていた方がいいのだそうです。無駄にがんばると本も読めなくて頭も疲れるから、休んで次に本が読める力を貯める方がいいのです。

ネット見ても動画見てもいいというのは新鮮でした。よくネットに(笑)スマホやパソコンを見ているのは脳が休まらないと書いてあるから。

 

もちろんいちばんいいのは何も考えず頭を休めることだけど、それは簡単にはできないのだそうです。

でもマインドフルネスとか、ヨガとか、座禅とか、筋弛緩法とか、何かできそうな方法を練習するのは望ましいようです。

 

研究をするようになって、「やらなきゃいけないこと」ができても、休むことを予定に組み込んでおくように言われました。

やらなきゃいけないことはやらなきゃいけないけど、それをしたらこれだけ休む必要がある、ということを自分でわかってスケジュールに休みの予定も書いておいた方がいいのです。

睡眠時間をしっかりとることはもちろんですが、休みは別の活動をすることでもいいのだそうです。気分を変えることですね。

どうしてあの人はあんなにたくさんのことができるのだろう、という人は、休んだり気分転換したりすることが上手なのだそうです。これだけ論文を書いたらこれだけ違う勉強をする(休むことになる)みたいにしているのだと先生は言っていました。

私はあんまりたくさんのことはしないで、ゆったり時間をとってひとつのことをするのが好きだったけど、たくさんのことができるのもいいかもしれないなと思いました。

 

以前は本を読み始めたら何時間も読んだり、研究を始めたらそのことばかり考えたり、という生活でした。

時間はいつの間にか過ぎているものでした。

今はそんなに集中できないから、何時間も一気に経つということはないんだなと分かりました。

その代わりに、時間がたくさんあって、いろんなことが少しずつできるみたいです。

前はやり始めると没頭していたから、今でも何か始めると何時間もしないといけない気がしていたけど、5分だけやることをいろいろやってもいいのだと気がつきました。

本を読み始める時も、ゲームを始める時も、5分やればいいんだと思えば気楽に始められます。

家事をちょこっとやるのも、全然時間が経たないなと思っていたけど、それでいいみたいです。

いろんなことを少しずつやればちゃんと時間は経つし(没頭している時ほどあっという間にではないけど)、たくさんのことができる気がしてきました。

Rさんが、お手入れのつもりでやったらどんなことでも気楽にできる、と言っていたことが少し分かったような気がします。

 

明日もやっぱり時間は経たないかもしれないけど、少しずついろんなことをして過ごしていきたいです。