統失大学院生のしょーんな日常

どこかの大学院の博士課程に長々と在籍している統合失調症の患者が毎日どのように暮らしているのかご報告します。リハビリのためにできるだけ毎日書くことを目指します。

「どうして私ばっかり」と思う日

こんばんは。

 

今日は診察で、最近の感じ方や、調子がどうだったかを一生懸命説明しましたが、それがどうした抑うつの症状だって言われて、なんだか疲れました。

まあお医者さんも薬を増やすか減らすかしかすることはないのだし、あまり頼りにしても仕方ないか。

薬を増やすのは嫌なんですよねって覚えていてくれて、もっと調子が良くなったら減薬を再開しようと言ってくれました。

調子が悪いと言うと薬を増やされると思っていたので、それはうれしかったです。

でもそれはつらいことを自分で勝手に乗り越えていかないといけないってことでもあって、それはちょっと絶望します。

 

昼をどこかで食べようと言われて、子供の頃に家族で行っていた中華料理屋さんが懐かしくて行ってみることにしました。

記憶にあったボロい店内も、緑色の麺も、ネオンテトラの水槽もそのままで、幼稚園くらいだったと思いますが、覚えているものだなあと思いました。

お客さんも途切れず来ていて、お店は健在でした。

 

帰ったら疲れていたので、薬を飲んで寝ました。

頭がこんがらがって寝られないと思ったけど、友達が頭から順番に撫でていってごらんと言ってくれて、だんだん落ち着けました。

 

滅多に思わないのですが、今日は「どうして私ばっかり」と思う日でした。

普段は思いつきもしないけど、こんなことを思う日もあるんだな。

どうして私がこの病気に、普通になりたいと思いました。

それは多分、妹が一昨日の夜、37度1分の熱が出たと言って夜中に電話してきて、それからずっと慰めているからだと思います。

そんなことで?

私はしょっちゅう熱を出しているし、毎日苦しいし、何をするにも不自由だし、元気で仕事してるこいつが熱とも言えない熱で何言ってるんだ?

と、心のどこかで思ってしまったんでしょう。

もちろんそんなことは言わずに、心配だろう、お大事にとLINEや電話に返事していますが。

でもなんか、ちょっと疲れました。

さっきも午前中から今までぐっすり寝てしまったとうれしそうなLINEが来ていたし。

私は30分寝るのにも薬がいるし、寝付くまでとても苦労するのに。

妹のことは大好きなのですが、どうしてこいつは一晩の37度の熱で済んで、私は10年の苦しい歳月を過ごすんだろうと思ってしまいます。

私は自分がつらいとか、そういうことは妹には決して言いません。言わなくても十分迷惑をかけていると思うし。家族にも言いません。

37度の熱で深夜に電話して来られる妹がうらやましいのかもしれません。

 

私も辛くて苦しいって家族に言ってみようかな。