統失大学院生のしょーんな日常

どこかの大学院の博士課程に長々と在籍している統合失調症の患者が毎日どのように暮らしているのかご報告します。リハビリのためにできるだけ毎日書くことを目指します。

「がんばり」すぎ

こんばんは。

 

今日も平和な日です。

キリキリと胃が痛むのでじっとしていますが、こんなのつらいうちに入らない。

ストレスが時間差で来たのかな?

 

病院ばっかり行ってる気がしますが、ニキビがひどくなってきたので皮膚科に行ってきました。

あんまり待たなくて済んでよかったけど、東京でもらっていた薬は出してくれなくて、抗生物質とかビタミンとか飲み薬と、別の塗り薬を出されました。

ビーソフテンローションがすごくニキビの調子を良くしてくれていたんだけど、地元のお医者さんはニキビにそれを出すのは厚労省に怒られるって。東京のお医者さんが怒られてないといいけど……。一応ネットで調べたら、病院によっては脂漏性皮膚炎にこれを出すところもあるみたいで、大好きな東京のお医者さんはきっと大丈夫だと思いました。

アパートの近所で偶然見つけた皮膚科のお医者さんはとてもチャーミングだし、一回診ただけで酷かったニキビをきれいさっぱり治してくれたし、内科で薬の副作用じゃないと言われた湿疹もちゃんと薬疹だと見抜いてくれて身体中大変なことになってたのを治してくれたし、いつか友達が困ったら紹介したいお医者さんです。

会いたくなるし、名医ってやつだと思います。神経科で名医に会えたらよかったんだけど。

 

 

午後は東京の主治医の電話診療がありました。病院ラッシュ。

先週に比べてとても落ち着いたと言ったら、何をして落ち着いたかしつこく聞かれました。時間が経ったからだと思ったけど、強いて言うならつらくなりそうな気配がちょっとでもしたら酷くなる前に頓服を飲んだ、と言いました。

それでつらさが防げたなら、ますますそれは神経の興奮だと思うと言われました。

クエチアピンは眠る薬だと思っていたから、今まではつらくて二進も三進もいかなくなってから強制シャットダウンに使っていたんですけど、興奮している時に飲んでもそんなに傾眠の副作用は強く出ないのだと教えてもらいました。たしかに、飲んでもちゃんと活動できました。

感情は脳の無意識の動きに結構左右されるから、頭でなんとかしようとしてもだめで、薬を使うのは大事なのだそうです。

 

そして、神経が興奮するのはなんでかよく分かっていないけど、よくある原因はがんばりすぎだと言われました。

「がんばる」というと成果が伴うがんばりを考えがちだけど、何も進んでいなくても脳はすごくがんばっている、ということがあるのだそうです。

勉強しながら心配事をしていたら、脳はすごく疲れるけど、勉強はあんまり進んでいない、みたいな感じです。

それなのに、何も進んでいないからもっとがんばらないと、と思ってますます追い込んで、神経がどうにもならないほど興奮してしまうのだそうです。

なんかつらい、うまくいっていないなと感じたら、いつも休んで、一回リセットすることが大事だと言われました。休むのは難しいから、薬を使って。

それを繰り返して、つらくないやり方を見つけて、本当にがんばりたいことに力が使えるようになろうと励ましてくれました。

 

私はこの1ヶ月基本的に寝ていただけだから何もがんばっている意識はなかったのですが、脳はつらさや不安などを絶えず感じていて、それを処理するためにすごくがんばっていたのだと言われました。

そのストレスが溜まって、先週爆発してしまったみたいです。

 

先週は薬を変えてはどうかと言われましたが、今週復調したので、上手に頓服を使うことを条件にレキサルティのままでいいと言われました。

これからも早めのクエチアピンが効いてくれるといいなと思います。

もちろん頓服の使い方は地元の主治医ともしっかり相談します。

 

「がんばりすぎ」ってよく言われますが、言われると本当にびっくりします。

何もがんばってないけど……と思うけど、無駄な力が入っているんでしょう。

先生は、全身に力を込めて机を持ち上げようとしても持ち上げられないでしょう、と言っていました。脳もそうなのだそうです。力を抜かないと本当にやりたいことができない。

何を無駄にがんばっていたか分かって、がんばることとがんばらなくていいことを分けられるようになるのが最終目標だと言われいましたが、今はなんだか意味がよく分かりません。

どうやったら脳の無駄ながんばりを手放せるのかな???

まあ、心に留めて思い巡らしておこうと思います。