統失大学院生のしょーんな日常

どこかの大学院の博士課程に長々と在籍している統合失調症の患者が毎日どのように暮らしているのかご報告します。リハビリのためにできるだけ毎日書くことを目指します。

妹の栄転、「しぶしぶ」研究を始める

こんばんは。

いろいろありましたが、キッチンにカレールーと鶏のぶつ切りが出ていたので、今晩はカレーに違いないと思いハッピーな気分です。

 

昨日の夜に妹から電話がかかってきて、ニューヨークに転勤になりそうだと。コロナがあるので心配もありますが、栄転なんじゃないかな?めでたいことです。

三姉妹が東京に揃うのを楽しみにしていたので、それは少しがっかりです。末っ子はもっとがっかりするだろうな、かわいそうに。

私は願い事手帖にニューヨークに行くと書いていたのが叶いそうでちょっとびっくりです。

 

ニューヨーク……かっこいい!

妹が行ってしまう2〜3年の間、私は日本で何ができるんだろうとちょっと考えました。

今は結構幸せだけど、このまま毎日ただハッピーに過ごしていたら、父親と同じになってしまう(失礼)。

妹は父親無限リスペクトなのでそんな暮らしに憧れているのですが、私は違います。ひとりで勉強して楽しいだけじゃ物足りない、社会と繋がりたいのです。

 

父親も大病をして、若い時は何もできなかったそうです。

それが治ってから何をしてたのかな、と気になり始めましたが、さすがに聞けません。就職したいとか、物を書きたいとかなかったのかな。

我が親ながらとても優秀な人なので、父がだめだったら私もだめなんじゃないかと思います。

昔は何か書いていたと言うし、そんなことを続けながら、だんだん隠遁生活に落ち着いたのかな。

いやだー!私はいやだよ!働いてお給料もらったりしたいよー!

恋人は私が毎日にこにこしていたらそれでいいと言いますが、私は眉間に皺を寄せても原稿が書きたいのです。

焦っても仕方ないけど、少しでも社会に参加するための努力をしていきたいな……父親みたいな暮らしは私のにこにこではないと思うのです。

 

何かしなきゃと思うとカウンセラーさんに話したら、気になるなら週1回30分から研究を始めましょうかと言われました。

ただし、大切なことは、「自分は本当はこんなことやりたくないんですけど、しょうがないから嫌々やってんですよねぇ〜」という気持ちを忘れないことだそうです。

意外じゃないですか?楽しみを見つけて仕事に積極的に取り組むのが理想かと思ってた。

でも「嫌々」がいいんだそうです。研究は楽しいはずなのに、好きなはずなのに、と思ってしまうと、たくさんできない自分を責めてしまうからです。

渋々、仕事として割り切ってやる。これが長続きの秘訣みたいです。

ちょっと寂しい気もするけど、こんなつもりで研究を始めてみようと思います。主治医も少しずつ始めようって言ってるしね。

 

焦るのはよくないですが、心の平安のために、研究している風にする方がいい時期がきたのかも。

また転ぶかもしれませんが、徐行運転で始めてみます。