統失大学院生のしょーんな日常

どこかの大学院の博士課程に長々と在籍している統合失調症の患者が毎日どのように暮らしているのかご報告します。リハビリのためにできるだけ毎日書くことを目指します。

叔母にコロッケを作る、夢がないとだめなのか

こんばんは。

カルディの甘いチャイを飲んでいます。最近ストレッチと言うか体操が気持ちよくて、お湯が沸くのを待つ時間とかにちょこちょこやっているのですが、いい気分転換になります。ラジオ体操もおすすめです。

 

雨がしとしと降っていて、家の中にいても雨音を聞いているとじわじわ濡れていくような感じがして寒さが増します。猫も私もぐんにゃりしています。今日は何かするのは諦めて、布団でヘイデイをしたり、SNSを眺めたりしていました。

よく「何もすることがない」と思っていたのですが、実際はやれることはいろいろあって、私にそのどれもするエネルギーがないということだったと最近わかりました。本も読みたくないしSwitchもしたくない日は、かろうじてできるスマホゲームやネットサーフィンをすればいいのです。そう開き直ると、かなり楽になりました。今日はすることがない日じゃなくて、ヘイデイをする日なのです。それもできない時は音楽を聴きます。

 

父と祖母は叔母を迎えに、雨の中新幹線の駅までドライブに出かけました。親子3人で仲良く話して、いい雰囲気で帰って来てくれるといいなと思います。

去年に比べて祖母はがっくり呆けてしまったから、叔母さんにはショックかもしれません。去年は誕生日も喜んでいたのに、今年はよく分からないようでした。いつか変化はあると言っても、ちょっと急でした。電話では相手に話を合わせられるし、とても元気のようなことを言うので、電話でしか接していなかった叔母はびっくりするかも。でも今の祖母を知ってもらうことも大切だと思います。それに、まだ分かるうちに会っておかないと。

妹は叔母の好物のコロッケを作ってくれるそうです。叔母は祖母のコロッケが好きだったのですが、妹のはどんなだろう。最後に祖母のコロッケを食べたのは、やはり叔母さんが来た時だったと思います。

 

似たような病気の、一回り年上の友達とよく話しています。

その人は病気がかなり落ち着いていて、年金をもらいながら障害者雇用で働いて、東京で一人暮らししています。病気をコントロールして、東京に出て小さいながら安定した暮らしをする、ということが長年の夢だったらしく、今はその夢が叶ったわけです。

それでここ1年くらい、自分には夢がない、と言っています。私には博論を書くっていう目標があるからうらやましいと言われます。今の生活は快適だけど、どこに向かっているわけでもないし、このまま続けていくだけではだめだと思っているそうです。夢が叶ってもまたすぐ次の夢を持たないといけないなんて世知辛いな〜という気がしますが、生きていくってそういうことなのかもしれません。

とりあえず小さい夢はないか聞いてみたら、イタリアの青の洞窟でもう一度泳ぎたいそうで、夢あるじゃん!!という感じです。何か人生の目標みたいな大きなやつじゃないとだめだと思っているみたいで、それはすぐすぐには見つからないかもしれませんよね。小さい夢をたくさん書き出すのは楽しいですよと言ったら、やってみると言ってくれました。

 

私も大学院には入ったものの人生で何がやりたいかずっと分からなくて、病気でできなくなって何年も経ってから、やっと研究したいとか書きたいとかいう気持ちが芽生えてきました。夢なんていういいものじゃなくて、ないものねだりなんじゃないかとも思いますが、今は人生の目標とかに悩んではいません。博論を書くという目標に向かって少しずつ進んでいきたいなと思っています。もし書けなくても、前に進めば景色が変わりますから、また道も開けると思うのです。