統失大学院生のしょーんな日常

どこかの大学院の博士課程に長々と在籍している統合失調症の患者が毎日どのように暮らしているのかご報告します。リハビリのためにできるだけ毎日書くことを目指します。

いつか死ぬけど今日もだらだら

こんばんは。

 

今日ものんびりと過ごしました。12時に玄関のチャイムで起きて、でも怖いから出なくて、ほんのり体調不良を感じたのでそのままごろごろしています。昨日寝たのは21時半だから、14時間半も寝てたのか、数えてみるとちょっとびっくりです。一人暮らしのアポ無し訪問にはいい思い出がないので気が向いた時以外出ないことにしています。今まではセールスの人、NHKの人、宗教勧誘の人と、こちらは用事のない人ばかりでした。

 

1日中家にいたら気が滅入るかなと思ったのですが、寝転んだり起きたり、お茶を飲んだり本を読んだりしていたら夕方になりました。去年読みさしにしていた小説を読み切れたので満足です。読んでみると意外と短い時間で本1冊は読めるものですね。去年できなかったことも今年はできるのかも。

 

やっと実家の疲れが出て、東京の自分に戻れてきた感じがします。ごろごろするのがアイデンティティというわけではないのですけどね。両親のためにがんばらないと、とか、常識的に生きないと、とか、そういう考えから自由になってきました。やっぱりこうしてひとりで自由にさせてもらっているから元気が戻っているのだなと思います。ひとりの、または恋人とふたりの生活を守るためには努力しないといけないと再確認しました。親がプレッシャーをかけるわけではなく、私が親にいい顔をしたいと思ってしまうのです。

 

生活って大事だなと思います。目標に向かっている途中も全部人生で、1日1日を楽しまないともったいないかなと。

西友ののろのろしたエスカレーターに乗って、会計する人たちと凸凹の上に貼ってあるガムテープを見ながら、この世界は作り込まれすぎだなと思いました。みんな一瞬生きて通り過ぎるだけなのに、こんな細部まで作られているのは冗談みたいだと感じました。みんなが思い思いに生活してこれができているんだからおもしろいです。自分もいつか死ぬということを本当のことに感じました。ここは通り過ぎるだけだけど、何かいいものを残せたらいいなと思います。

 

そんなことを思いながらも別に1日1日を大切にできているわけではなく、漫然と過ごしていることがほとんどです。むしろ早く時間が経ってほしいと思いながら暇つぶししていることが多いです。でも時間の過ごし方も元気になったり年をとったりするにつれて上手になっていくんじゃないかと期待しています。あと何年生きられるんだろうとか死ぬことコンシャスに生きていたらきっと疲れちゃうから、ぼんやりしているくらいがちょうどいいと思います。