統失大学院生のしょーんな日常

どこかの大学院の博士課程に長々と在籍している統合失調症の患者が毎日どのように暮らしているのかご報告します。リハビリのためにできるだけ毎日書くことを目指します。

水溜りのミルクティーと背伸びした中華のランチ

こんばんは。

洗濯しながらインスタントコーヒーを飲んでいます。昨日買ったマカロンもあるけど今はおなかいっぱい。

 

昨日の夜は18時半頃にちゃんと月食を見ることができました。下の弧だけが見えて、やっぱり三日月とは違いました。望遠鏡で撮った写真を上げてくれている人もいて、それはまんまるの月に下からスポットライトが当たっているように見えました。

夕飯は鰆の香草焼きと焼き白菜のネギソースでした。鰆はこのあいだのフェンネルローズマリー、セージなどで香り付けしてオーブンで焼いてあって、塩味がきいていてご飯がすすみました。焼いた白菜は初めてでしたが、香ばしくて瑞々しくておいしかったです。

こんなごはんを作ってくれるのは、入院のおかげで恋人の仕事に余裕があるからです。今は自炊できて3キロ痩せ、血液検査の結果も覿面によくなっています。でもまた仕事が増えたら元の木阿弥になってしまいそうで、なんとかならないかなあと気を揉んでいます。転職をとても後悔しているから、前の会社に戻れればいちばんいいんでしょうけど、そんなことってできるのかな。まあ私にできるのは祈ることだけです。

 

今日は朝から電車で出かけました。恋人は美容院に行って、私はその間近くのカフェで物を書いたり本を読んだりしていました。サンドイッチが売りのカフェで飲み物はとても安く、何も食べなくて申し訳なかったのですが、昼にごちそうが控えていたので。水溜りのようなミルクティーを飲みながら2ページ書きました。

 

ちょうど12時に恋人がカフェに迎えに来てくれて、お目当ての店までしばらく歩いて行きました。ちょっと高級感のある中華料理屋さんで、背伸びした2200円のランチ。前菜の盛り合わせは8種類くらいあってなかなか豪華で、牡蠣の揚げ物がおいしかったです。それに大きな点心。温かい中国茶は無限に注いでくれるので安心して飲めます。メインはラムの香味炒めと、私は海鮮五目あんかけ焼きそばを頼みました。皿うどんタイプの麺がとてもおいしいし、五目どころではない具沢山で一口ごとに味も食感も違うし、やさしい味付けだったので大皿に山盛りをほとんどひとりで食べてしまいました。もう入らないと思ったデザートが絶妙で、秋の果物に黒酢とはちみつのジュレがかかっていて、とても爽やかでつるりと食べてしまいました。これで2200円とはリーズナブルすぎるし、お客さんを連れて行っても失礼にならないお店だと思いました。

 

つい食レポが長くなってしまいました。

帰り道で楽しみにしていた古本屋さんに寄りましたが、めぼしい本はほとんどありませんでした。ナタリーが勧めていたウィリアム・バロウズの『裸のランチ』はあったけど、実験的な作品らしく、翻訳で読んで面白い本か微妙だったので見送りました。アメリカの小説には本当に暗いので、これから読むものがたくさんあります。

電車に乗って、おなかが重いので一つ前の駅で降りて散歩し、ついでなので教会に寄ってお祈りして帰りました。

そうして今遅い洗濯をしています。

 

東京生活21日目、ごちそう続きです。