統失大学院生のしょーんな日常

どこかの大学院の博士課程に長々と在籍している統合失調症の患者が毎日どのように暮らしているのかご報告します。リハビリのためにできるだけ毎日書くことを目指します。

診察とカウンセリング、映画『カモンカモン』を観ました

こんばんは。

陽が落ちるのも早くなってきました。大学ではツクツクボウシとミンミンゼミが競って鳴いていました。夜には秋の虫の声もします。

 

昨日1日中眠っていたせいか、今日は元気で診察に行けました。昨日は夜も19時半には寝て今朝8時過ぎに起きたので、睡眠は本当に十分なはず。

たまにこういう日があると言ったら主治医は少し心配していましたが、月1〜2回くらいならもう休みと割り切るのもいいと言われました。むしろ寝込む前に意識的にごろごろする日を作るくらいがいいそうです。

 

カウンセリングでは終わった後で呼び止められて、上り調子の時にもっとがんばろうとしないこと、どんな自分でもいいと思っておくことが大切だと言われました。どんな自分でもいいってどういうことかよく分からなかったけど、落ち込んだりだらだらしたりしても許すってことかなと思いました。

23日には奨学会に今後の話し合いに行かないといけなくて、その相談もしました。地元の団体で、優しいけど精神疾患とかにはおよそ理解のない方々が相手なので、ちょっとひるみます。脳の病気であること、治療をがんばっていることを伝えたらいいとアドバイスしてくれました。危険だから今すぐ薬をやめろとか、ぱーっと気晴らししたらいいとか、今までも散々言われてきたので、伝わるとは思っていませんが言うだけ言うのは大事だと思います。

奨学金が打ち切られてもなんとかかんとか暮らしてはいけるし、新入生のためにもお金を回してほしいと思うのですが、給付が終わったらすぐに返済を始めろと言われると困ります。そこだけしっかりお願いしてみようと思います。文系大学院生なもので、病気が良くなってすべてうまくいっても、そんなにお金持ちにはならないのがつらいところです。奨学金をもらっていたのだから就職しないといけなかったのだと昔の自分に教えてあげたいです。

 

帰ってみたら隣の工事がうるさいので、映画館に行ってきました。

『カモンカモン』という映画を観ました。独身の叔父さんが9歳の甥っ子を預かり、交流していく話です。映画自体にはあまり感心はしなかったのですが、大人と子どもがはっきりと対比されていて、私はまだ子どもと大人の中間くらいの生き物だなと思わされました。子どもの気持ちもわかるし、50歳くらいの主人公の気持ちはまだわからないし。

今30代半ばで、最近まで完全に自分の持ち物だと思ってた子ども時代の記憶が、だんだん薄れつつあることに気がつきました。もう子ども時代は遠くなったようです。今覚えているだけでも、書き留めておきたいと思います。