統失大学院生のしょーんな日常

どこかの大学院の博士課程に長々と在籍している統合失調症の患者が毎日どのように暮らしているのかご報告します。リハビリのためにできるだけ毎日書くことを目指します。

痛くない幸せ、続人生の目標

こんばんは。

 

ピークは過ぎたと思っていたのに午前中はお腹がめちゃくちゃに痛く、部屋を歩き回りながらこの世を呪っていたのですが、11時くらいには痛み止めが効いて楽になりました。温泉に入った時のように、「極楽極楽〜」と感じました、痛くないだけで。また少し幸せのハードルが下がった気がします。

 

「つらい経験をしたから小さな幸せに気づけるようになりました」という言葉が以前は嫌いで、騙されるな!でっかい幸せを失っただろ!と思っていましたが、最近は幸せにサイズってないのかもなと思うようになりました。たしかにたまに強烈な幸せはあるけど、そんなのいつもやってきたら逆に疲れるし、細やかな幸せも同じ幸せスイッチを押してくれると感じます。私が飼い慣らされたのかな。

 

昨日人生の目標について俄に考え始めたので、今日は妹と恋人に人生の目標があるか聞いてみました。

妹は新卒の自衛隊研修の時に、崖を降りる訓練の前に人生の目標を叫ばされて、その時は「幸せな家庭を築きます!」と言ったそうです。その後数年経って幸せな家庭の夢は朧げになって、今の目標は庭付きの家を持つことかな〜と言っていました。働いて貯金ができてきて、何が欲しいわけでもなく、その貯金の行き先として家を考えたそうです。たしかにお金を貯めるには何か目標があった方がいいですよね。自分の家で過ごすが大好きな子だし、インテリアにもこだわりがあるし、なるほどと思いました。

 

恋人は目標とかないな〜と言っていました。そしててっきり「人生に目標なんか必要ないよね!」という話になるかと思ったら、自分はないけど、できれば目標はあった方がいいよと言われました。理不尽なことが起きた時に、遠くに目標があれば今を耐えられる可能性が上がるからだそうです。たしかに現在ぶらぶら生きている私は、もし難病にでもなったら、治療がつらいしもういいや〜とあっさり死を選んでしまうと思います。何か石に齧りついてでもという目標があれば、そういう時にも前向きに治療に取り組むことができるのかもしれません。目標って生きる意欲になるのかなあ。

 

私は物心ついた時から「生まれなければいちばんよかったなあ」と思っていた生きる意欲の少ない人間ですが、最近ではどうせ死ねないのだからできるだけ勇気を持って生に立ち向かいたいものだと思っています。それに役立つのなら、人生の目標ってちょっと真面目に考えてみてもいいのかなと思いました。まだ考え始めてはないんですけど。

 

みんながどう思って日々生きているのかって、意外とわからないものですね。