統失大学院生のしょーんな日常

どこかの大学院の博士課程に長々と在籍している統合失調症の患者が毎日どのように暮らしているのかご報告します。リハビリのためにできるだけ毎日書くことを目指します。

甘やかされて生きています

こんばんは。

 

コンビニ人間』はファンタジーとしておもしろかったです。登場人物はステレオティピカルで平面的なんですけど、お話がおもしろいので興味を持って最後まで読めました。エンタメとして良い本だと思います。主人公がかなり生きづらいんですけど、ある意味無敵の人って感じで、読んでいてわくわくしました。

同じ芥川賞でも、『乳と卵』は濃密な描写でかなりのパワーを持って迫ってくるんですけど、『コンビニ人間』は非常にライトで読みやすい感じでした。芥川賞もいろいろなのですね。

 

今日はめんどうだったけど対面で診察とカウンセリングを受けてきました。特になんということもなく、やる気がないのは仕方がないよね〜という話でした。論文募集のメールも来たけど、今年はとても無理です。カウンセラーさんは、私のようなものは生きるだけで結構難易度が高いから、健康を保つことをやっていると思えばいいと言っていました。

 

またやる気も出るかもしれないけど、このままのんびりして、家族や恋人の世話になって生きていくのかな〜と思う時もあります。そもそも今は眠ってばかりだし。1日10時間眠っているし、さらに3時間くらい昼寝しています。やる気が出たところで、論文を書いても別にお金にはならないのです。どっちにしろお金にならないことをやりつつ、生かしてもらっているわけです。父親がそうして暮らしてきたので、私がやって悪いことはないとも思います。

そういう選択肢も残しておいてくれることに感謝しています。いるだけでいいからねと言われると、前は反発していましたが今はほっとします。甘やかされていますが、それを悪いと自分を責めても仕方がないので、ありがたく思っておきます。