こんばんは。
今日は実家でちょっとしたおもしろイベントがありました。
先日亡くなった祖父が、遺言状を書いていたのです。その開封が裁判所で行われました。
ミステリ大好きおじさんである父は、ぜひ行ってみたいと大興奮しました。でも母方の祖父なので、当事者でない父は部屋に入れませんでした。
母の話によると、なんのことはない小さな部屋で、スーツの人と事務方さんがいて、スーツの人が封筒を開けて内容を説明してくれたそうです。説明が終わったらスーツの人は出て行って、あとに膨大な事務手続きが残りました。
遺言の内容は妻に全財産を残すというもので、それを実行するべく銀行が閉まるぎりぎりの時間まで母と叔父は走り回りました。母は文句を言っていましたが、叔父さんが手続きを調べて、書類を全て用意してくれていたので1日で済んだのです。
物騒な遺言でなくてよかった。亡くなる17年も前に作られていました。最近はいろいろな妄想に取り憑かれていたので、早くに用意してくれていて助かりました。
誰かが死ぬことなんて考えたくありませんが、準備って大切ですね。おかげで祖母はグループホームにいて一生安泰です。
でもなんだかあの意志の強い祖父が本当にいなくなったんだ、これがこの世への最後の働きかけなんだと思って寂しいです。