統失大学院生のしょーんな日常

どこかの大学院の博士課程に長々と在籍している統合失調症の患者が毎日どのように暮らしているのかご報告します。リハビリのためにできるだけ毎日書くことを目指します。

認知症の祖母に苛つく日は疲れているのです

こんばんは。

今日も何とかパソコンに向かっています。

なんとなく疲れが溜まっていて、クエチアピンとソラナックスを飲んで3時間ほど昼寝をしました。

 

実家に帰って約2ヶ月、初めて祖母に対してうんざりと言うか、ちょっとした憎しみを感じます。

相当疲れているんだろうなと思います。

付き纏って同じことばかり言ったり、私が食べているものを欲しがったり、馴れ馴れしく触ってきたり、そういういつもなら我慢できていることがすごくつらいのです。

特に触られることはとても腹が立ちます。人に触られることが嫌いで、家族でもそれは変わりません。

いつもなら夕方で心細がる祖母と一緒に刑事ドラマを見る時間ですが、今日はつらくあたってしまいそうなので部屋にこもっています。

幸い祖母もこちらへ来ません。

 

私がいない時に普段祖母の相手をしているのは父ですが、父はしょっちゅう祖母にきつく当たっています。

優しくしてあげればいいのにと思っていましたが、私に輪をかけて繊細な父ですから、すぐに限界がくるんだと分かりました。

祖母はとにかく馴れ馴れしい田舎の人で、それが父親や私とは合わないのです。

 

元気な日は祖母の言動も気にならないので、今は距離を置くことが大切だなと思います。

 

祖母は物忘れがひどいですが、基本的に穏やかで心の安定した人なので、1日の大半は機嫌良く暮らしてくれています。

認知症になって怒りっぽくなる人もいるそうですが、その兆候はありません。

それだけでも感謝しないといけないなと思います。

 

父親は適度に厳しくするので(自分が気分屋なだけですが)、祖母は父のことを愛しながら恐れています。

そこへ私が帰ってきて、気軽に呼びつけられる優しいヘルパーさんに認定されてしまいました。

私のことはなんとなく舐めていて、いつでも手招きしてちょんちょんと呼びます。

それにすごく腹が立つのですが、なんとか我慢しています。

 

昨日は一緒にお風呂に入ろうとしつこく言って聞かず、一緒には入れないと言うと腹を立てました。

なんとか一人で入ってくれましたが、ずっと見ていないといけませんでした。

新しくできたお風呂に入るが不安だったのかもしれません。

一緒に寝てくれと言う日もあります。とても無理です。

 

祖母が呆け始めて5年くらいでしょうか。

今77歳で、祖母のカウントは74歳で止まっています。

おかしいと思い始めた時に脳の病院に行っており、認知症の薬を飲み続けています。

そのおかげか、物忘れはひどくなるものの、認知症初期くらいの症状で持ち堪えています。

でも何もできることがなくなって、友達もいなくなって、それを認知することもできないのですが、気の毒だなと思います。

 

両親のことを考えると、ちょうど末の妹が家を出たくらいから、両方の親の介護が始まりました。

退職したら豪華客船に乗ってみたいなどと言っていたのですが、今のところ無理そうです。

子育てが終わったら即介護が始まり、いつ人生を楽しむんだろうと不憫になります。

私というお荷物もまだいるわけですし。

祖父母のことを考えると、両親が元気でいられるのもあと10数年しかありません。

その間に楽しいことをさせてあげたいですし、両親が老人になるのがとても怖くもあります。

祖父母を見ていても、歳をとることに希望は見いだせません。老いるとはつらく暗いことだと感じます。

祖父母はそういうことを何も知らないまま自分が歳をとりましたが、両親は祖父母の惨状を見ているので、自分たちが老人になることを心配していると思います。

今は気の毒かもしれませんが、祖父母は早くに自分たちの親を亡くすか施設に入れるかして、その間に海外旅行に行ったり習い事をしたり散々楽しみました。

両親はこのまま介護で楽しむこともなく老年に入るのかと思うと、不甲斐なく感じます。

 

両親が退職してから心身が不自由になってしまうまで、できるだけサポートしてあげたいです。

まずは私が心配をかけないようになることですね。

きっといいこともあると思います。