統失大学院生のしょーんな日常

どこかの大学院の博士課程に長々と在籍している統合失調症の患者が毎日どのように暮らしているのかご報告します。リハビリのためにできるだけ毎日書くことを目指します。

意識的なオフの日

こんばんは。

 

昨日の夜はちょっと落ちていたので、今日は完全オフにすることにしました。考えてみれば婦人科、動物園、研究会、ジャズ喫茶と続けて活動してしまっていました。以前だったらとっくに寝込んでいるタイミングです。随分と元気になりました。

 

午前中は体の疲れを感じて、朝食の後でベッドにいたらいつの間にか寝ていました。疲れた時に眠れることは不調を遠ざけてくれると思います。今日は休みにして正解だったんだなとわかりました。

 

午後は知人に薦められた『グッド・ウィル・ハンティング』という映画を観ました。楽しく観られましたが、天才の描き方に違和感がありました。単純すぎると言うか、古いと言うか、楽観的すぎると言うか。ああいう天才を仮定しているからこそ成り立つ話かもしれませんが。

でも楽しい時間をくれたので感謝しています。「人生に迷った時に観る」という知人の言葉はよくわかりませんでした。私にも何か示唆を与えてくれるかと思ったのでそれは残念です。

 

昨日つらかった時、『ブルックリン・フォリーズ』が助けになってくれました。本当に軽妙でウィットに富んでいて、あんな小説が書けたら幸せなのにと思います。続きを読むのが楽しみです。こんなのが書けたらいいのに、と思わせてくれる小説はあんまりありません。わくわくします。昔同じ作者の『幽霊たち』を読んだ時はちっとも楽しくなかったけど、どういうことだろう。これを読み終わったら、『幽霊たち』に再チャレンジしてみたいです。

 

能力を度外視すれば、私は文学について読んで書いて、できれば小説も書ければ幸せだろうと憧れます。ありがたいことに文学について学ぶ環境には身を置いているのですが、周りのみんなにはついていけません。論理的なことが苦手なのと、根気がないのとで諦め気味です。望むことはあるのに、自分の限界を感じて手を伸ばせない状態なのかな。

実際的なところでは、博士論文を何で書くのか迷っています。翻訳のことをやろうと思っていたけど、なんだか楽しめなくて、でもごりごりの文学ではやっていく自信がありません。先生たちに読んでもらえるものを書けるチャンスだから、無駄にはしたくないのですが。

 

自信がないけど、勇気を出さないとなと思います。ゲームと同じように安全と思えるところをうろうろするところから始めて、少しずつ範囲を広げていくのがいい気がしました。

 

別に人生で何をする必要もないのですが、命があれば何かを書くことはできるんだ、と思うと希望になるのです。

こんな気持ちになれるのも、1日ゆっくり休んだからかもしれません。