統失大学院生のしょーんな日常

どこかの大学院の博士課程に長々と在籍している統合失調症の患者が毎日どのように暮らしているのかご報告します。リハビリのためにできるだけ毎日書くことを目指します。

記憶の地層

こんばんは。

リプトンのアップルルイボスティーを飲み終わりました。なんかこう茶葉から淹れてますみたいなことが書けたらかっこいいのになあ。家族で飲む時は日東紅茶を茶葉から淹れています。ひとりの時はなかなか。ポットで淹れると2杯飲まないといけなくなりませんか。

 

今日は母が休みなので、ユニクロとスタバに連れて行ってもらいました。ユニクロでは極暖ヒートテックを買って、スタバでほうじ茶キャラメルラテを飲みました。ちょっと甘すぎ、クリーム入りすぎだったな。途中介護用品のお店にも寄ったのですが、生まれて初めて見るものばかりでとても勉強になりました。これはジャーナルに記録です。

スタバでは久しぶりにゆっくり話せて、いつ東京に行くのかと聞かれました。妹が3月に家を出るので、できればずらしてほしいということを言われて、いつも家のことは気にするなと言う母なのにと少し驚きました。それだけ祖母のことが心配なのでしょう。もちろん手伝いたいけど、家が困っている時に残るってことはやはり負担は大きいだろうから、さっさと東京に行ってしまうのも手かなとも思います。これは私が本調子になってから考えます。

母は新しい職場で、40歳くらいの日本語教師の方と友達になったようです。いつもは中国で教えていて、今はコロナで日本にいるから、地元で働いているのだそう。ひとりっ子なのに、大学から中国に行っていて、送り出したご両親はすごいと感心していました。中国と東京と地元を行き来しながらかなり自由に暮らしている方らしく、私も何をやっても生きていけると思ったそうです。若い友達ができるのはいいことですね。

 

帰ってからは、祖母の相手をしていました。今日はケアマネージャーさんが来たので、祖母はみんなが自分の話をしていると知って落ち着かず、気を逸らすためにいろいろ話したり一緒に写真を見たりしました。もう昔の記憶もほとんどなくなってしまっているのですが、いちばん古い子どもの頃の写真だけ、これは全部わかると言って、私のひいひいじいさんを見せてくれました。記憶は新しい方からなくなっていくのでしょうか。子ども時代はまだぎりぎり残っているのかと切なくなりました。だから最近昔住んでいた町に行きたがるのだとわかりました。全部忘れたらそれもなくなるのでしょうが、寂しいことです。

でもケアマネージャーさんが、祖母の表情がとても柔らかで、いかにも幸せそうだと言ってくれました。お家で大切にされているのだろうと。外の人がそう言ってくれるのはうれしいです。少しは祖母を支えられているのかなと思って、ちょっとだけやりがいを感じました。ずっとここにいるわけにはいきませんけどね。

 

母にたくさん話を聞いてもらったので、祖母の相手もそんなに苦ではありませんでした。明日はカウンセリングだし、またすっきりすると思います。私も将来は人の話をよく聞いてあげようと思います。