統失大学院生のしょーんな日常

どこかの大学院の博士課程に長々と在籍している統合失調症の患者が毎日どのように暮らしているのかご報告します。リハビリのためにできるだけ毎日書くことを目指します。

楽しい帰省でした

こんばんは。

 

無事に東京に戻ってきました。実家にいる間はずっと熱が出ていたり咳が止まらなかったりしたけど、それにしてはエンジョイできた気がする。この風邪は同居人のやつですね。全く同じ経過をたどっています。あと1週間くらいで咳がおさまる予感。

 

祖母はまた少し認知症の症状が進んでいましたが、穏やかで笑顔でした。生きていてくれるだけでありがたい。夜中のトイレの失敗も最近はなくなっているみたいです。猫は夏で食欲が落ちているけど元気でした。風邪の間いっしょに寝てくれました。

 

帰りの新幹線は妹と一緒だったのであっという間でした。とても楽しい帰省だったねと話しながら帰りました。妹は9月にもまた帰る計画を立てています。私にも帰ろうというけど、お金がないなあ。実家でみんなと集まれるのは本当に楽しいことです。妹は地元に帰ってみんなで住みたいと言うけど、私はそれぞれの場所でがんばって、成長して集まるのもいいものだと思います。

 

新幹線があっという間だったのは、父が貸してくれた本がおもしろかったせいもあります。『ボルヘス、文学を語る』という講義録で、老境にさしかかったボルヘスの円熟した文学感が語られていて目が開かれます。自分もこれからもっと文学研究を楽しめそうだと思わせてくれる本です。講義なので読みやすく、おすすめです。

他にも、『百年の孤独』の文庫を買ったよ〜と言ったら、『予告された殺人の記録』も貸してくれました。妹は自分には何も貸してくれなかったとふくれていました。私は父に特別かわいがられています。やっぱり大事にしてあげたいと思います。

 

二人暮らしの家に帰ったら、それはそれでほっとしました。植物たちも枯れていなくて一安心です。スーツケースを引っ張って汗だくになったので、いちばんにシャワーを浴びました。明日は旅行の洗濯をしないと。同居人は明日の夜に帰って来ます。束の間の一人暮らしを楽しもう。この家から帰省したのは初めてで、帰ってくるのも初めてです。一人暮らしじゃない家に帰るのは不思議な気がします。どっちの家もひとりじゃなない、なんか不思議。

 

実家に帰ったら、研究・執筆がんばるぞという気になりました。病気がやっと治ったところで、これからなんだと思えます。私が一生懸命はばたく姿を、家族には見てほしいです。