統失大学院生のしょーんな日常

どこかの大学院の博士課程に長々と在籍している統合失調症の患者が毎日どのように暮らしているのかご報告します。リハビリのためにできるだけ毎日書くことを目指します。

母とまた会いました

こんばんは。

 

今日も母に会えました。

朝、一緒に夕飯を食べにそちらへ行こうと思うと電話したら、ちょうど暇を持て余していたからまた私の駅に来てくれるということになりました。電車で40分くらい、よく来てくれるなと思います。

去年くらいから私が無理をしないようにしてかなり元気になったので、それを見ていた母の方が私よりも用心深くなっています。私には40分の電車はきついし、夕飯を食べたら帰りの電車が帰宅ラッシュに重なってしまうと止められました。

 

昨日は休みだった行きつけの喫茶店に一緒に行きました。

このあいだ試飲させてもらったモカを注文しましたが、ちょっと焙煎を変えたそうで、格段においしくなっていました。まさに太陽と土の香り。

カウンターに座って、母はドリップに興味津々でした。コーヒーの香りを楽しめることも喜んでいました。マスターはとても気を遣ってくださって、忙しい中で母にあれこれと話しかけてくれました。私たちが焙煎機が変わってから最初のお客でした。

 

コーヒーとサンドイッチをいただいてから家に帰って少し話しました。

先日妹に、人生で仕事以外にやりたいことは何と聞かれて困ったと話したら、母にもやりたいことは何かと聞かれました。私は病気をしていろいろな機会を失いましたが、それはもう残念ではなくて、オンオフ共に物を書いて暮らせたら幸せだと思うと答えました。そう思うと、あまりたくさん欲しいものはなくて、心が落ち着きます。

私はやっとそうやって自分なりの心の落ち着き所を見つけたと思っていましたが、母にはやっぱり父さんと一緒だねと言われました。自分なりの感じ方だと思っていたので、ちょっとがっかりしました。父と私は全然違うと思うのですが、母はとても似ていると笑っていました。

父と同じような人生を歩むのは正直嫌です。単純に父らしく生きることはもう本人が誰よりも上手にやっているからです。私は私なりの生き方をしたいのですが、血は争えないのかもしれません。でも少なくとも私は田舎を出て東京にいるし、大学院にも籍があるし、黙々とひとり読んで書いている父とは違うことができるんじゃないかと思いたいです。

 

そんな話もちょっとしましたが、それよりも何でもないような家族の噂話が楽しく心に残りました。

母も私も聞き手に回ることが多いし、他の家族のことをいつも気にかけているので、ふたりで話す時は大抵誰かがこう言っていたとか、こんなことをしたらしいとか、そういう話題になります。私は毎日電話しているニューヨークの妹のことを伝え、母は実家のみんなのことを聞かせてくれました。父親が1日に何度も私がいてくれればと言うらしく、うれしいけどちょっと重いなあと感じました。

 

母親が帰った後は、疲れてちょっと寂しい気分でした。横になって深呼吸をしたり、体を休めようとしましたが休まったかな。

 

恋人は本格的に仕事が忙しくなってきて、今日も帰りは遅くなるようです。今まで在宅で昼を一緒に食べたり、夕飯も作ったりしてくれていたので、恋人が忙しいと私はかなりしんどくなります。これが普通のはずだし、仕事は応援したいし、なんとか適応していこうと思います。