統失大学院生のしょーんな日常

どこかの大学院の博士課程に長々と在籍している統合失調症の患者が毎日どのように暮らしているのかご報告します。リハビリのためにできるだけ毎日書くことを目指します。

習慣の成長、ステ振りがんばっています

こんばんは。

 

真ん中の妹はトロントに出張に行って、ついでにナイアガラの滝を見てきたそうです。普段は出かけてもあまり写真を撮らないのに、昼間、月の出、日の出のナイアガラの写真がたくさん送られてきて、妹なりに感動したことがわかりました。滝が窓から見えるホテルに泊まって本当によかったと言っています。

 

朝は手帳に向かって、平日はTo Doがたくさんあって嫌だなあと思いました。今日は小さなものが8個だったのですが、私には十分多いのです。主治医が、大きなタスクがひとつあるより小さなタスクがたくさんある方が脳が疲れると言っていたよな、と恨めしい気持ちで思い出しました。

 

どうやら意味のないTo Doに追われていると感じていたようです。最近読んだジェームズ・クリアーの本を思い出して、小さな行動でなりたい自分に一票を投じているんだと考え直しました。私の好きなゲーム風に言うと、経験値を積んで、ステータスを振っているんです。そう思うと少しだけやる気が出ました。

 

午前中に原稿を書いて、恋人が昼食に残してくれていたご飯をまるっと無視して、パン屋さんに行きました。鴨とゴーダチーズのサンドイッチを食べたら、挟んであるパンのおいしさが際立っていて、今度は調理パンじゃないパンを買ってみようという気になりました。あんことマスカルポーネのパンもおいしかったです。あんバターより優しくて好きかも。厚切りバターが挟まっているとどうも罪悪感を覚えます。

 

「研究書を開く」にしていた習慣は、めでたく「研究書を1ページ読む」に成長しました。小さなことから初めて、染みついた習慣を育てていくというのは現実的でよいです。クリアーさんにはお世話になってるな。

 

恋人は転職のことで迷ったり悩んだりしています。やっと詳しい話を聞いて、今は研究員だけど、編集に戻れる道を探したいという希望を持っていることがわかりました。新しい会社では出版部門を立ち上げてほしいと言われています。でも今の会社も、そういうことなら本を出させてあげるし、研究所の雑誌の編集に回してあげると言ってくれるそうなのです。押しに弱く優柔不断な性格で、どちらかの道が塞がるのを待っている様子です。ちょっと情けないと思うけど、本人の心が落ち着く進路に決まるといいなと思います。今日帰ってきたらしっかり労わろう。